庭・ガーデンリフォームに掛かる費用と予算の作り方

庭・ガーデンリフォームの価格・費用

 

リフォームは建物だけではなく、庭も思い通りに作り変える事が出来ます。
最近ではおしゃれに「ガーデンリフォーム」とも言われて、雑誌などにも特集を組まれる事がありますが、いざやってみると普通のリフォームとは違う難しさが…

 

庭のリフォームが、なぜ建物のリフォームとは違う難しさがあるのか?
それは、家の外をリフォームするからです。

 

庭のリフォームは建物のリフォームとは違い、生活に直結するものでありながら、家の外観を左右する要素の1つでもあるので、家と敷地内の景観をバランスよく構築する必要があります。
安易に「これがしたい!」という考えだけでは失敗する事も多くあるので、必要な事を1つ1つ計画していく事が庭のリフォームを成功させる近道です。

 

しかしながら、リフォームは何をするにも予算がないと始まりません。

 

庭のリフォームに必要な要素は、「予算」と「予算に合わせたリフォーム場所の選択」の2つがバランスを保っている事です。
「リフォームの出来栄え」も重要ですが、庭のリフォームは内容次第でお金が掛かるので、予算をいかに作るかを先に考えておかないと、庭のリフォームは上手くいきません。

庭のリフォームは予算しだい

庭のリフォームは、その内容に応じて必要な費用が変わります。
リフォーム業者によって料金には基準がありますが、最終的な料金が確定するのは見積もり後です。

 

そのため、あらかじめ予算の計画を立てていたとしても、見積もり後に計画の変更や予算の増額をしないと、庭のリフォームが出来ない事も起きてきます。
特に駐車場や敷地内の砂利や人工芝敷設、コンクリート打ち、玄関前のアプローチ新設などは規模次第では、必要な予算が膨らむ事があるので、追加のお金を確保する必要も多くあるものです。

 

予算の準備方法は主に2つの方法がありますが、選択した方法次第では負担が増えるので慎重に検討して決める必要があります。

 

予算はローン?貯金?どちらから捻出する?

庭・ガーデニンリフォームを含め、リフォームの費用を準備するには3つの選択が考えられます。

 

  • 1つ目は、自力で全ての資金を調達する方法。
  • 2つ目は、銀行から融資を受ける方法。
  • 3つ目は、自力調達分では足りない資金を銀行融資で補う方法。

 

全ての費用を自力で捻出する

1つ目の選択肢は、貯金や資産の売却で庭のリフォーム費用を準備する方法。

 

この方法は100%の庭のリフォーム費用を自力で捻出するので、出費以上の負担がありません。
費用の準備方法としては最良の選択肢ではありますが、庭のリフォーム価格次第では選択出来なくなるという欠点もあります。

 

自力で準備できる予算内で出来る範囲の庭リフォームを選択する必要もあるので、庭リフォームの内容にも制限を受けるもの。
経済面でのリスクは大きく減らせますが、一度の庭リフォームですべて終えられなかったり、リフォーム内容を縮小しないと実行できないので、見積もり後の修正が必須です。

 

銀行ローンを利用する

2つ目は、自力で予算を可能な限り準備して、足りない分を銀行ローンで賄う方法です。
この方法は、自分で準備できる予算の分だけ、銀行ローンで背負う事になる経済面でのリスクを軽くする事が出来ます。

 

リフォーム予算の準備方法としては一番選択しやすい方法ですが、これまでの借り入れ状況によってはローン審査に落ちてしまう事もあるものです。
そのため、銀行の審査に落ちた場合はよっては自力資金のみで庭のリフォームを行う事になります。

 

3つ目の選択肢は、銀行の住宅ローンを利用して必要な予算を全額準備する方法です。
この選択肢は庭のリフォームの見積もり後に、リフォームに必要な資金を全額準備できるという利点があります。
実行したい庭のリフォームに合わせて銀行から借り入れをするので、計画した庭のリフォームは全て実行できるのですが、ローンである以上は利息と返済という2つの負担を背負う事になりかねません。

 

無理なら次の時期を待つ

銀行ローンの利用は、現在の借り入れ状況は世帯収入、勤続年数や借り入れを希望する金額などによって審査に落ちてしまう事もあるので、銀行の対応次第では庭のリフォーム計画が破たんします。
ローンが組めたとしても、借入額が大きくなればその分だけ利息が膨らんでいくので、経済的なリスクを増やしてしまうものです。

 

銀行ローンで庭リフォームの予算を用意する時は、返済で発生する負担に収入が耐えられるかをよく考慮します。
その上で十分に耐えられるのであれば選択できる方法ですが、少しでも不安要素があるのなら庭リフォームの規模を小さくする、リフォーム計画を見送るという決断も必要です。

 

どの選択肢も、「見積もり額次第では庭のリフォームを取りやめる」という選択があります。
資金の調達方法に関わらず、よく考えた上で庭のリフォームはいらないのではと感じたのなら、常に「取りやめる」という選択肢がある事を忘れないで下さい。

 

どうしようか決めかねている時は、まず見積もりだけでも取ってから考えてみるのもよい方法です。

場所によって変わる庭のリフォーム価格・費用

庭・ガーデンリフォームの価格・費用

 

庭のリフォームは、場所によって費用にも大きな差が出る事があります。
また、どんな作業をしてどんな素材を使うのかによっても価格差が出るので、時に数百万円の費用が必要です。

 

駐車場のリフォーム費用

庭を駐車場にするリフォーム価格は、150万円前後が相場です。
多くの場合で150万円を超える事はまれですが、カーポートの新設などを行うと150万円を超える事もあります。

 

駐車場を通常の庭にするリフォームも150万円程度が相場ですが、芝生の敷設などを行うと200万円以上の費用が掛かる事も多いので、あまり欲張ると値段が張りやすいリフォームです。

 

アプローチ設置にかかるリフォーム費用

玄関にアプローチを新設するリフォームは、アプローチの構造にもよりますが、50万円から200万円が相場価格です。
アプローチは構造や規模によって費用が変わりますが、庭関係のリフォームとしては安い部類に入ります。
素材と工夫次第で50万円台も可能なので、必要な機能を不要なものを排除して計画し作ると節約と両立したリフォームが可能です。

 

コンクリート打ちに掛かるリフォーム費用

コンクリート打ちは庭を全てコンクリート化するもので、雑草などが生えてこないので管理が楽になります。
土の庭をコンクリートにするのか、それとも経年劣化したコンクリートを剥がして打ち直すのかで費用が変わりますが、1平米あたり最大で15,000円ほどになることも。
コンクリートの厚さでも変わるのですが、基本的に広くコンクリートを打つとそれだけ費用が高くなるので、場所次第では高額なリフォーム費用が必要です。

 

人工芝や砂利の敷設に掛かるリフォーム費用

人工芝や砂利の敷設は庭のリフォームの中では最も安く、一般的な家庭であれば30万円から50万円が相場です。
通常は50万円を超える事はほとんどないのですが、使用する素材次第では50万円を超える場合もあります。

 

基本的に施工する広さに対して費用が増えていくので、人工芝や砂利を敷く場所が広くなればなるほど費用が必要です。
砂利を敷く場合はコンクリートを打つ事もあるので、コンクリート打ちをする場合は更に費用が掛かります。

 

庭のリフォームは同時にいくつかの作業を行うと総費用が安くなります。
例えば、庭の人工芝化とウッドデッキの設置を同時に行えば、別々に行うよりも安い費用でリフォームが可能です。
ある程度まとめて行うことで、全体の費用を抑えられることもあるので、広い視野で計画を練る事が出来れば総費用を安くできます。

DIYで出来る庭のリフォーム

庭・ガーデンリフォームの価格・費用

 

リフォームの中には、DIYによる自力での施工も出来る場合があります。
家の中のDIYリフォームに比べれば難易度は低いのですが、失敗のリスクと費用面の問題は大きめなので、リスクを理解した上で、ある一定の実力がある人以外は挑戦しない方が賢明です。

 

DIY庭リフォームに必要な道具の値段

DIYでの庭リフォームに必要な道具の価格は、1つあたり数百円から数万円です。
庭リフォームでは建物リフォームに使う道具だけでは行えないので、作業に応じた道具が必要になる事もあります。
シャベルや一輪車、場合によってはスレッジハンマーなども必要になる他、生コンや人工芝、タイル、砂利なども必要になります。
購入はホームセンターで出来るので、入手自体は難しくありません。

 

自分で庭リフォームをするなら全て自己責任

どんなDIYにも言える事ですが、DIYによる自力での庭リフォームは、その結果に対して自分で責任を負う事になります。
例え失敗したり、想像以上の労力が必要であったとしても、自分でDIYを始めた以上全ての責任は自身にある事を忘れないで下さい。

 

庭のリフォームはDIYでも行えるものはありますが、何度次第では知識や経験が必要です。
素人がいきなりやってどうにか出来るものでもないので、腕に自信がなければDIYでの庭リフォームはやめて業者に依頼しましょう。
無理に行えば、失敗してお金と時間、労力の無駄を作る事になります。

 

庭のリフォームは1つの作業自体の費用が安めだとしても、過度にあれこれ詰め込めすぎてしまうと、想像よりも高い費用を必要です。
高い費用を必要とすれば、予算を確保する方法もリスクの高いものしか選択出来なくなるので、計画を立てて必要なもの以外の作業を排除する事が求められます。

 

一番良いのは、準備できる予算の中で出来る範囲の事をするという基本的な事を決して破らない事です。
無茶なリフォーム計画はリフォーム自体は成功しても、経済面で圧迫される事になるので、今の経済状態でどこまで出来るのかを、よく理解してから計画を立てるようにしてください。

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